『東京物語』
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初めて見た『東京物語』は、正直「???」だったものの、その後イロイロな小津作品を経て見直した同作品にはかなり来ました。その間、家を出て自分で生計を立て始めたという自分の環境の変化の影響も大きいかと…。 |
『晩春』
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冒頭の、笠智衆と杉村春子の「食べませんよ」「いや、食うよ」「でも、やっぱり食べませんよ」「いや、お前も、今なら食うよ」「でも…」「いや、食うよ…」といった殆どエンドレスかと思える程に繰り返される会話に、”ああ、難しい事はさて置き、この不思議なリズムをただ楽しめばいいんじゃん”とうい境地に達し、やがて病み付きに…笑
最初に小津にハマる切っ掛けになった作品。
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『生まれてはみたけれど』 |
記念すべき、名子役”突貫小僧”こと、青木富男と出逢った作品。
サイレントながら、実に間が良くて笑わせる。しかし、やっぱし何と言っても、この作品最大の功労者はあの突貫小僧の顔でしょう…笑
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『麦秋』 |
憎まれ役率9割を超えるだろう杉村春子が、珍しくいい感じの役所。やっぱし、上手い役者さんは、何をやっても上手いんだな〜〜
(もっとも、いつ豹変して、本性を見せるんだろうと、内心ドキドキでは見ておりましたが…笑)
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『お早よう』 |
突貫小僧以来、綿々と続くヤバ目系の子役ものの集大成。おならごっこ(笑)で、勝者が見せる「ヘヘン、どうだい!?」の表情が堪らない。更に、そのごっこの敗者が、「う…」という言葉を残してお尻を抱えながら家へ引き返して行く姿にいたっては、もう…笑
(その後、杉村春子演ずる彼の母に「お前のパンツ洗う為に買ったんじゃないよ、洗濯機」のセリフには、個人的にかなり身につまされました…笑)
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